ルマーロ親子、ジョウリー、光の魔法使いトレルブ、四人がアリデラードに辿り着いた。
アリデ・ラードの姫アリシーヌを探してルマーロがトレルブを連れて王と王妃の元へ向かった。そして、奇跡の瞬間が訪れた。
長い眠りの中から王と王妃が目覚めた。
アリシーヌ姫の眼から涙が溢れた。
「うわああああああああああああああああああああ」
ルマーロ親子の眼からも涙が溢れた。
「力になれて良かった」
光の魔法使いトレルブの一言で全員が我に返った・
「ありがとうございます。本当に何て言ったらいいかわかりません。とにかく感謝します。もちろん謝礼もしますので、お待ちください」
アリシーヌ姫の言葉にトレルブが困った顔をする。
「そういう目的ではないのだけど」
「世界を制圧しようと、ラザレフの王、シャウザーという奴が動いている。この国までは、奴らの兵が襲ってきていないようだが、時間の問題だ。その前に俺がぶっ潰す!もしも俺が負けたら、全力でアリデラードを守ってくれ」
ジョウリーの話を聞いたパウロが頭を下げた。
「ありがとうございます。貴方が味方で良かった」